焼香の回数は?

お葬式で必ずすることになる焼香。皆さんは、焼香をする回数って何回にしていますか?周りの人がやっているのをみて見よう見まねで回数を決めている…という方も多いのではないかと思います。

実際、私も学生時代は周りの人や親戚のおばさんに「3回しときなさい」と言われ、その言われるがままに焼香は3回するようにしていました。

宗派によっては1~2回が推奨されている場合もありますが、焼香は心を込めて亡くなった方の冥福を祈る為にあるものです。

ですから、焼香の回数を間違えたからと行ってさほど気にすることはありません。厳密に決めている場合や参列者が多い時は大抵「焼香は○回でお願いします」と司会の方から案内がありますので、その指示に従いましょう。


香典の包み方

お葬式に参列する際に必要となる香典ですが、包む際にはいくつかの注意点が必要となってきます。その中でもありがちな失敗は香典に新札を包んでしまうことです。

結婚式等のおめでたい場面では新札を使うことが推奨されていますが、お葬式の際は新札を使うことは控えましょう。新札を包むと「予め死ぬ事が分かっていたから準備していた」と思われる方もいるからです。出来るだけ古札を包んだ方がいいでしょう。

どうしても新札しか無い!という場合は自分で折り目を付けて包むようにして下さい。

またどうしてもお葬式に参列できない際は香典を郵送することになりますが、普通郵便ではなく必ず「現金書留」で送って下さいね。その時はお悔やみの手紙を同封するとなお良いでしょう。


お布施の不思議 (お布施って何?お布施って必要なの?相場はどれくらい?)

お布施今回は、葬儀や法要で準備しなければならない『お布施』について、本来の意味とあり方、相場について考えてみたいと思います。

お布施の意味・・・
布施は菩薩(悟りを求めて修行する人)が行うべき6つの実践徳目の一つとされており、執着心を離れてなされるべきものとされています。お布施には大きく3種類あります。

(1) 法施(ほっせ)  仏法の教えを説き、精神的な施しを行うこと。僧侶の務めにあたります。
(2) 無畏施(むいせ) 困っている人に親切にしたり、不安や恐れを抱いている人に安心の施しをすること。
(3) 財施(ざいせ)  出家修行者、仏教教団、貧窮者などに財物などを与えること。「仏教の教え」への感謝を表し施すこと。皆さんがお布施としているのはこちらの意味のものですね。

葬儀において、僧侶は読経(法要)を営み、遺族はそれに対して感謝して財施で応えるものですが、法要はビジネスではなくあくまで法施であり、遺族側も法要への対価としてではなく、財施として行うのがお布施なのです。ですから、「お経料」「戒名料」はふさわしくなく、「お布施」とするのが正しい考え方ということになります。

お布施の歴史・・・
このお布施、いつ頃からの考えなのでしょうか?古くは皇族が領地(荘園)などを寄付することからきたようですが、庶民がお布施として財物を施すようになったのは、やはり寺院と檀家の結びつきが強まり、キリシタンではないことを証明する寺請制度(17世紀後半)あたりではないかと思われます。

お布施の相場・・・
現在は、お寺と遺族の結びつきが少ないため、お布施の金額が分かりづらいのですが、お寺や自らの経済的事情を考えつつ、相応の金額を包む必要はあるようです。わからない場合はやはり直接寺院に確認するしかありません。しかしながら、自分なりに「精一杯」という気持ちが伝わる金額でいいのです。

関東と関西では法要の内容(関西はお月参りがある)が異なるため、一度あたりの金額は関東のほうが高めなようですね。直接葬儀社に確認する方法もありますが、基本的にお布施のやりとりに葬儀社が介在するべきではありません。ですが、ご葬儀などでお寺を紹介する場合はご案内させて頂きますし、ご不明な点はお問い合わせ下されば、出来る限りのアドバイスをさせて頂きます。

ご葬儀 普通戒名・・40~50万円(関東)・・・30~35万円(地方)
ご法要・・・・・・・5~7万円(関東)・・・(地方)3~5万円

高額なお布施で自らを苦しめてしまうことになれば、やはり遺族も故人様にとっても辛いことでしょう。ご遺族でよく話し合ってお布施について考えてくださいね。


表書きは「御香典」?「御霊前」?

香典を出す際に悩んでしまうのが「表書きは何と書けばいいのか」ということだと思います。

亡くなった方の宗派に合わせた表書きができれば一番いいのですが、あまり親しい間柄ではなかった場合はどのように書けばいいのかちょっと困りますよね。

こういう時は表書きでもっとも一般的とされている「御香典」を書くことをおすすめします。相手がどんな宗派でも使える表書きなので覚えておいて損は無いと思います。そして、表書きの下に自分のフルネームを書く事も忘れないようにしましょう。

もちろん、相手の宗派を調べて正しい表書きを書くのもいいのですが一番大切なのは「亡くなった方を思う心」です。間違えたら失礼にあたるのでは…と気にし過ぎる必要はありませんよ。

ちなみに「御霊前」も一般的ではありますが、宗派が浄土真宗の場合は、即身成仏といいまして、霊の期間がないという教えになります。浄土真宗の場合のみ「御霊前」は使いませんが、やはり事前に宗派を確認するのは難しいですので「御香典」お勧めいたします。